旧堺港界わい

Keishin Honda

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「日本語の説明書、コピーしとくわな」
 使用に当たって説明が必要であると思った。言いにくいことは、書面で理解して貰うべきた。
 商品に付属されている説明書は、すべて英語であるのは、アメリカの商品なのだから、当然のことだった。アメリカ屋は、そんな英語に疎い日本人のために、語訳をホームページに掲載していた。それを適当に用紙に納まるようにコピーして印刷した。
 八百屋の主に感謝されるたことが心地よかった。その上、手間賃として、いくらか上乗せした代金が支払われた。
「おっちゃんな、勝手に近所に広めてしもたけど、金額、大雑把に上乗せしといたから、光っちゃん、損せんように代金先払いしてもらいや。電気代とか、パソコン代とか、おっちゃんは、よう判れへんけど、色々金かかるやろ」
 八百屋の主は商売人だった。そして、父親の幼馴染だ。主の言葉が、代理することに関するたくさんのことを知らせてくれた気がした。商売になる。

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