「遠海! 何処行くんや」 達也の声が聞こえたのだ。病院を抜け出してきたのだろう。後ろから海里の祖母も心配そうに追いかけてきている。 根岸は狂ったようにカメラを遠海に向け、シャッター切り続けた。「遠海!」 遠海は振りかえると大きな声で言った。「…
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